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効果的な勉強方法（記憶法）を身につけよう！ ～②目標を明確にする。

こんにちは！

前回は、「人間は忘れる動物である。新しいことを覚えたら、復習することが記憶を確かにする方法である。」ということをお話しました。

何かを覚えたとき、20分後には40％を、１時間後には56％を、１日後には74％を忘れてしまうのです。したがって、覚えたと思っても安心せず、ほんの少しの時間を使って復習することが大切である、ということでしたね。

さて今回は、「目標を明確にすると記憶力が向上する！」というお話をしたいと思います。

小学校６年のＡ君とＢ君がいます。ふたりとも中学受験を希望しているのですが、Ａ君は行きたい学校が明確になっている。ところがＢ君は、２～３校の候補はあるものの、まだ明確な志望校が決まっていないとします。

Ａ君とＢ君、どちらが楽しく、そしてたくさんのことを覚え、覚えたことを忘れないでいられるでしょうか。

授業風景

Ａ君であることは、言うまでもありませんね。目標が明確になっているほど、たくさんのことを記憶できるものなのです。

その理由は次の通りです。

脳の中には「扁桃体」という部位があります。

「目標校に絶対合格するぞ！」といった、わくわくするようなこと、心を動かすようなことが根底にあると、この扁桃体が活発にはたらき、記憶に良い影響を与えます。

勉強ではモチベーション（動機付け＝早い話が「やる気」）がとても重要視されますが、能力を最大限に発揮するためには、何よりも「あこがれの志望校」がはっきりと決まっていることが必要です。

ということは、中学受験を志すならば、できれば５年生のうちから学校説明会や学園祭などに行き、本当に自分が入学を望む学校を早めに見つけておくことが何よりも得策でしょう。