全ての学力の礎〜国語力とは?

教育理念・指導方針
誉め育ての環境づくり〜塾長より

 

国語力(日本語力)は一朝一夕で伸ばせるような力ではありません。

国語力とは具体的にどのような力でしょうか。

学問的にではなく、あくまで我々の経験からお伝えするなら、大きく分けて以下の4つに分けられます。

①言葉の意味をイメージに結び付けることのできる語彙力(常識的な知識も含む)
②語彙の組み合わせ(言語)から、書き手や話者の伝えたい情報(意図・イメージ)を読み取ることのできる
読解力
③読み取り、記憶した情報を組み合わせることで、それらを発展させたり、新たなものを生み出したりできる
思考力
④思考によって生み出した情報(意図・イメージ)を正確に伝えられる表現力(記述力・対話力)

これらの組み合わせによって国語力は成り立っていると我々は考えておりますが、それがコミュニケーションにはもちろん、あらゆる学び(特に言語を介するもの)にとっても不可欠な力であることは、皆様にもご納得いただけるのではないでしょうか。

国語力の低下とは、上記①~④の一部または複数が欠如していると考えられますが、現場での肌感覚からして、原因として最も多く、また根幹にあることが多いと感じるのは、①語彙力の不足です。
 
 

なぜ今、語彙の不足したお子さまが増えてしまっているのか。

多くのお子さまを見させていただいている経験から、特に多いと考えられる原因を以下a~cに分け、挙げさせていただきます。

a.スマートフォンをはじめとするタブレット端末の普及

国語力の明利学舎これら普及により知りたいものがあれば誰でも容易にそのものについてダイレクトに知ることができるようになりました。
昨今では未就学児であっても、操作を覚え、自力で使いこなしている姿も珍しくありません。
また、辿り着く情報についても文字だけでなく、写真や動画も閲覧でき、場合によっては、文字なしに写真や動画のみを情報として得られる便利な世の中になっています。
しかしながら、これにより、若年期から文字を介さずに得たい情報を得られる環境に置かれる子どもたちが増加し、結果的に文字に触れる機会が減少。
語彙を習得する機会や読んで理解するという経験を積む機会も減ってしまっているのです。

b.核家族及び両親(夫婦)共働きのお子さまの増加

国語力の明利学舎以前の日本社会では、それこそ「サザエさん」のように、3世代揃って一家団欒のある家庭がほとんどでした。
世代が違えば、使う言葉や交わされる話題も多種多様になり、そのような環境にあれば、語彙に限らず、様々な知識に触れることも当たり前でした。
しかしながら、近年は核家族が益々増え、同時に両親(夫婦)共働きのご家庭も増えています。
これは統計だけでなく、24年の経験を振り返っても明らかです。
これが語彙の不足にどのような影響を及ぼし得るのか。
それは、家族形態の変化による家庭での親子の会話量の減少と、それによる日常会話の中にあった学ぶ機会の減少に他なりません。
これは語彙に限らず、常識的な知識の欠如にも関わりが強いように感じます。

c.不適切な環境・バランス・タイミングでの半端な早期英語教育による弊害

国語力の明利学舎2020年の教育改革により、小学3年生からの英語教育スタート、小学5年生から教科として英語の必修化、基本はオールイングリッシュ化するとされている中学の英語授業、発信力重視となる高校英語、4技能で評価する大学入試と、ついに公教育にもグローバリゼーションの波が押し寄せます。
これに合わせ、ここ数年、早期英語教育をなされるお子さまが増え続けていることは通塾生を見ても明らかですし、当然だとも認識しております。
しかしながら、中学受験で成績が伸び悩むお子さま…特に国語を苦手とされるお子さまの多くに、早期英語教育を受けられているお子さまが多いのも事実。
学年的に見て、1学年・2学年下相当の語彙力しかないことはざらで、過去には中学生2年生にして、小学3年生相当の語彙力しかないようなお子さまもいらっしゃいました。
その原因に関してここで細かくは言及しませんが、ほとんどの場合が、不適切な環境・バランス・タイミング下での半端な早期英語教育による弊害によって、言語野に混乱が生じてしまった結果だと推察できます。
もちろん、上手く両立できるお子さまも多くいらっしゃいますので、早期英語教育を否定するつもりはございませんが、場合によっては、両立よりもどちらかに振り切ることの方がお子さまのためになるのではと感じることも珍しくありません。

これらa~cが単一、場合によっては複合的に組み合わさって、語彙力の低下の原因となる訳ですが、どれも日常レベルの長期間の蓄積によるところが多く、穴を探そうと思っても、どの学年まで遡り、どの分野に抜けがあるのかが、縦にも横にも広範囲に渡るため、カリキュラムと並行しつつ、週に1回や2回の授業だけでケアしていこうというのは至難の業となってしまいます。

とは言え、そこをないがしろにした状態で高度な受験指導(読解・記述)をしても、暖簾に腕押し、糠に釘状態になるのが関の山…更に悪いことに、この問題は前のページ(TOPページ)でも述べたように国語以外の教科にも影響してしまうことが多く、伸び悩む教科が増え、結果的に受験自体を諦めてしまうケースも珍しくありません。

ここまで語彙力のみに絞って話をしてまいりましたが、当然、それクリアにしただけで上がるほど、国語力とは単純なものではありません。

しかしながら、それでも、国語力を一朝一夕に伸ばすことの難しさをご理解いただけたのではないでしょうか。
また同時に、学習だけでなく、あらゆることに不可欠であることもご理解いただければ幸いに思います。
国語力の指導を第一に掲げるのは、塾にとって相当な覚悟が必要です。

実際、過去に私共も、成果の見えにくさ・結果の出難さから退会を一度に多く出してしまい、何度も方針転換を考えたことがありました。

しかし、それでも続けて来たのは「人から何かを学ぶのにはもちろん、自ら学び、未来を担う人材育成のために不可欠なものは『国語力』である」という、たった一つの確信・信念があったからです。
この信念のもと、当塾では週1・2回の授業にとどまらぬ、お子さまの将来にも活かせる力、日常生活、家庭学習にも影響を与えられるような指導、ケアを行っております。
 
 

塾長・鈴木明男からのメッセージ

 
 

国語力に関するおすすめの著書

「AIに負けない子どもを育てる」
「AI vs 教科書が読めない子どもたち

国語力の明利学舎教育熱心な方であればご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、当塾の国語力に対する考え方に通ずる内容の2冊を紹介いたします。
私自身も著者の公演に参加するほど感銘を受ける内容でした。
読解力を測るテストサンプルや小学校での授業を想定した「読解力の身に付け方」に関しても掲載があり、我々指導者にとっては、もちろん、保護者の皆様にとっても非常に為になるであろうお勧め本です。
ご存知でない方をはじめ、気になってはいたけれど、まだお読みになられていない方は、この機会に是非お手に取っていただければ幸いです。

AIに負けない子どもを育てる

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AI vs 教科書が読めない子どもたち

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