前回は、オンライン授業を行うにあたっての具体的な対応策をお伝えしました。
今回は、先月、緊急事態宣言による学校休校に伴い行った「オンライン追加授業」についてお伝えします。
小学校休校が2か月目に突入する時点で…
●突如学校からの課題が激増して困惑
●自宅で学習していると集中が続かない、張り合いがない
●先生に質問したくてもできない
●生活のメリハリがつかない
●ご両親も在宅で仕事をしているので、日中は子どもの学習が見られない
などなど…。不安な声がたくさん届きました。
当塾の低学年のコースは、多くても週2回ですので、せめてあと1回でも授業があれば…できれば学校の宿題も見てほしい…との想いを叶えるべく、ご希望の方にこのような機会を設けさせていただきました。
学校により課題の量は本当に様々で、ほぼ課題がないという子は塾の通常授業を進め、課題が多い子はその中から解説してほしい箇所を重点的に行う…など、日頃の感謝とお子さん達へのエールも込め、フレキシブルに対応させて頂きました。
午前10時から、みんな真剣に学習しています。
始めに朝はどう過ごしていたかなど少しおしゃべりをしてから、学習する課題の確認をして始めます。
この日は、1年生で習った漢字が入った語彙を使って作文を行う子や、塾の速聴速読で読んでいる本のあらすじ書きに挑戦する子がいました。
文の作り方の基本や、あらすじを書く時の注意を伝えながら、実践的な学習に励みました。
また別の日は、日記を書くのにいつも苦労しているというご家庭の悩みにお答えして、楽しく日記を書くコツ・他者意識を持ち、自分の伝えたいことを表現することなどをお伝えしました。
少しお話しますと…
1.まず、第一にかっこいいことを書こうとせず、ありのままの出来事を書いて良いのだ!という気持ちになってもらうことが大切。
2.とにかく只管、お子さんの話に興味津々!!!といった姿勢で聞き、質問したり、感想を述べたりする。
3.お子さんの話の中で理解できなかったところを伝え、それでは知らない人には正しく伝わらないのだということを経験してもらう。
4.どう表現すれば分かりやすいか、自分のことをしっかり伝えられるか、読み手・聞き手のことを考えるよう促す。
5.作文の際、基本的な文法の注意事項を伝える。
などなど。方法や手順は様々ですが、まず自分について書くことを苦手としているお子さんは、1と2にしっかり時間を取ってあげることが大切です。そして、決して「そんなことじゃなくて、もっとこういうこと書けば?」などという大人の提案はしないこと。どんな些細なことでも良いので、必ずお子さん自身から出てきた言葉を膨らますようにします。
これにより、自己肯定感もUPし、自信に繋がります。
以下、授業報告書に送られてきた保護者の方からの声です↓
少しでも、休校期間の助け舟になれたのであれば幸いです。
講師側にとっても、学校やご家庭の学習にはどの程度取り組めているか、どのくらい理解できているかなど、お子さんの状況を把握することにより、お子さんに対する理解が深まり、今後の学習計画の為にもとても良い機会となりました。
今後も、コースによってオンライン授業と対面授業を組み合わせつつ、この状況をうまく乗り越えられるよう工夫しながら、学びの機会を継続してまいります。
高学年の方には、新たにオンライン専用のコースオンラインLive授業コースもご用意いたしました。
こちらは近隣の方に関わらず、全国からご参加いただけます。是非、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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