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効果的な勉強方法を身につけよう! ⑮ 勉強終了時には、必ず「振り返り」の時間をもとう!
私の理科の授業では、ひとつのことを教えたら、すぐにホワイトボードを消して次の内容に移る、ということはめったにありません。
わずかの時間ですが、次の内容に移る前に、板書した内容をながめさせて記憶の確認をさせ、その後に次の内容に入ります。
その理由は、一つの勉強が終わったら「頭の中を整理する」ということが肝要だと感じているからなのですね。
自宅での学習も同じです。
勉強机に向かって、1時間勉強したとします。
おそらく、ほとんどのお子様は、終えると同時に、使った勉強道具をさっさとしまっておしまい! というパターンだと思います。
たとえば、理科の問題を解いて丸つけをし、間違えたところを覚え直す。
次に、算数の問題を何題か解く。
それが終わったら、社会の暗記プリントを覚える。
これらが終わったときに大切なことは、3つの勉強を終えた直後、すぐに終了とせず、5分でも3分でもかまわないので、やったことの内容を、いちばん最初からざっと復習する時間をもつ、ということです。
人間の頭は、あることがらを学習した後に次の学習をすると、前に学習した内容が定着しづらくなる、という性質があります。
つまり、2つ目の勉強をしていると、1つ目の記憶があいまいになる。3つ目の勉強をしていると、1つ目、2つ目の記憶があいまいになってしまいます。
すべての学習が終わったときに、勉強した内容を短時間でも見渡すと、その記憶や理解がずいぶんしっかりしたものになります。
やるべきことが終わったら、少しでも早く机から離れて、好きな本を読んだり、遊んだりしたいという気持ちはわかります。
しかし、少しの時間をさいて復習をするということが、がんばってやった1時間を活かし、記憶を確かなものにする秘訣になるわけです。
小学生にとっては、なかなか難しい注文かもしれませんが、覚えることが苦手という人は、ぜひためしてください。
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