明利学舎の算数その7 ~本物の頭を育てるノート指導とは~ 

江東区、江戸川区西葛西・葛西及び東西線沿線エリアで国私立中学受験ご希望の方へBlog内容です!!

中学受験の学習は、”良い学校に入る手段” だけではない

学校というのは学習内容が決められていて、それを逸脱するような学習は難しい。

どんなに出来る子でも、カリキュラムに縛られてしまう。

世の中には、中学生で大学の数学(”大学受験の数学”、ではなく、”大学で学習する数学”です)を勉強してしまう人も存在します。

中学受験では、そうしたお子さんも思う存分その力を揮える問題が揃っています(笑)。

一方、小学校の算数を身につけるので精一杯のお子さんもいます。

ではそういうお子さんは中学受験に向いてないかというと、それは違います。理由は沢山ありますが、算数の学習面からいえば、その本

質的な学習ができるのが挙げられます。

例えばこのブログでも度々取り上げました ”割合” の理解でも、”くもわの公式” で問題が解ければそれで良しとする発想とは真逆の指導を受けられます。

以前、学校での割合の授業で、塾で習った割合の理解をクラスで発表したところ担任の先生に激賞された、という生徒がいました。

本人も相当うれしかったらしく、その後も頑張って学習を続けてくれました。

親御さまからも強い(敢えて”厚い”ではなく、”強い”と記します)信頼を寄せていただき、”信頼できる塾を見つけられてよかった” と最後までわれわれと一致協力して受験生をサポートしていただきました(第一志望校に合格してくれました)。

学校の先生方も、志のある方はもっと深い指導を望んでいるのでしょうが、如何せん何十人も相手にしている状況では難しいのだと思い

ます。

 

4年時での個人差の例

上述のように、算数における個人差は目立ちます。小学校内ではそれほど目立たないにしても、難度に上限のない受験算数では個人差は

著しく開きます。

では、具体的に算数における個人差とは如何程のものなのか、小4の段階でのスナップショットを示しましょう。

四谷大塚に「応用演習問題集」という教材(問題集)があります。小4用を写真でご覧入れると、こんなかんじです。

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文字通り難度の高い問題が収められ、難関中学の入試問題も含まれています(左:筑波大駒付属駒場中、右:市川中)。

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さて、こうした難関中学の入試問題を、(ハイレベル問題演習など)特別な対策をしなくても、初めて見て自力で解いてしまう4年生がいます。

一方、角度の測り方(分度器の使い方)のような基礎的なことになかなか習熟できないお子様もいます(下の写真は、4年生用非受験用教材)。

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上掲の入試問題などは、中堅校がギリギリの子にとってはほとんど必要のない問題です(もっと優先して学習すべき項目が存在するということ)。

このように、中堅校受験生が学習することのない高難度の入試問題を、4年生のうちに、特別な対策をせずとも解けてしまう層が存在します。

中学受験の上位層とは、こういう層なのです。単に学校の勉強が良くできる、というレベルを遥かに超えています。

 

 

 

どんな子でも、中学受験で鍛えられる

とはいえ、自分の ”脳力” を鍛え、発展させていく、という点ではどんなレベルのお子様も同じです。

それは偏差値とは無関係なのです。

扱う単元や問題難度は違っても、頭を鍛え、心を鍛える点では同じだからです。

人それぞれ、持って生まれた能力には差があります。そうした差を踏まえて、単なる中学入試の手段だけではない、論理性、客観性、情操、積極性を養う場として中学受験は機能してきましたし、これからもそうでしょう。

自分の脳力を伸ばす/鍛える、

1人ではとても思いつかない発想に感動する、

未知の問題に挑戦する、

整理の仕方を学ぶ、

ひとつひとつ正確な意味を押さえつつ考え進む、

全体を漠然と考えるのではなく部分に分けて考える、

頭の中で考えて埒が開かないようなら書き出してみる、

表やグラフで整理できないときは言葉で整理してみる、

いい加減な理解でなはく正しい理解をする、

克己心を身につける、

などなど、問題解法テクニックとは別の次元で、小学生の頭と心を鍛えることになります。

 

わたしたちのアドバンテージ(のひとつ)

上述のように、ほかの教科でもそうですが、算数ではとりわけ個人差が顕著なことから、わたしたちはお子様のレベル、理解度習熟度、得手不得手などを踏まえ、教科ごと単元ごとのレベルを超えて、問題パタンごとにまで掘り下げて指導にあたっています。

昨年後輩に頼まれて、「ベストチェック」(市販の問題集)に基づく、問題ごとの必要度分類(どのレベルだと、どの問題の習熟優先順位が高くて、どの問題パタンの優先順位が低いか)を作成したことがあります(下の写真)。

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どうもあまり参考にしてないようですが(笑)、明利学舎のスタンスとして、問題パタンごとの分析を基に指導にあたっている、という様子を垣間見ていただければと思います。

 

 

 

 

その6   その8

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