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受験算数では、鍵概念を身につけることが絶対必要(1)
算数は他教科とは仲間外れなほど差が出る科目
算数は、出来不出来の差が大きい科目です。
中学受験4科目で差が一番大きいです。
以下は、都内某難関中学校の入試結果です。学校側提供の資料を元に作成しました。
縦軸は、各科目の標準偏差です。標準偏差とは、データ(この場合、生徒個々の得点)の散らばり(広がり)を示す統計量で、全体として平均点からどのぐらい離れているかを示したもの、と理解して下さい。大きければ大きいほど生徒間での得点のバラつきが大きくなります。できた子とそうでない子の差が大きいのです。
ご覧のように、第1回から第3回まで算数のバラつきが突出しています。
学校提供のデータには当然個々の生徒のデータはありませんから、分布(データの散らばりの形)は確定できませんが、試験の結果でよく見られる正規分布という散らばりだとすると、その分布のグラフは次のようになります。
(タイトルにZ中学とありますが、上の棒グラフと同一データです)。
縦軸(確率密度)を説明はこのブログの趣旨を超えるのでしませんが、グラフの形(広がり方)をみていただければ、国語・理科・社会の(平均近くに集まった)山と、算数の(平均からの差が大きい)なだらかな山の違いがお分かりいただけると思います。
実際、学校提供のデータでも4教科の中で算数だけ満点得点者がいる一方、4教科の中で算数だけ一桁得点(100点満点で4点とか。。。)がいます。(なおこの学校は4科とも100点満点です)
斯様に出来不出来が激しく、算数は他の3教科と仲間外れになるぐらい差が出やすい科目なのです。
これは算数という教科に内在する性質(個々人にとって向き不向きが出易いとの意)であると同時に、講師の指導の差が現れやすいせいでもあるかな、と思っています(これは推測)。
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