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明利学舎の中学受験 理科指導⑤その1(音)|江東区・江戸川区西葛西、葛西及び東西線沿線エリアで国・私立中学受験ご希望の方へ|Blog

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 私事で恐縮ですが、 11月に入ってから 1週間程、 寺の多い私が住む町では、 あちこちの鐘つき堂のある寺が 12月31日の除夜の鐘の予行演習とばかりに、 鐘をつきはじめます。 日頃はひっそりとした感じの 「地味な」 お寺も、 なぜか鐘の音に勢いがあり、 張り切っている感じが伝わります。 私はといえば、 鐘の音を聞くと、 「もうすぐ入試がはじまるのだな」 という緊迫感がヒシヒシと募ってきます。 昨年の同じ時期のことを思い出したりもします。

 「本番」 の 12月31日は、 24時 (新年 1月1日) の少し前から、 遠近の鐘がある寺という寺から、 たくさんの大小の鐘の音が鳴り響きます。 絶対音感のある人からすると、 この近所の鐘の音は音階でいうところの 「」 だったり、 あるいは、 「ソ ♯とレが混じったもの」 であるらしいのですが、 一年に一度の、 にぎやかな 「協奏曲」 になるかと思いきや、 「音の性質」 から、そうともいえないのが面白いところです。 まず、 全ての鐘の音が和音に当てはまらない微妙な音程だったり、 各々の鐘の間隔のテンポが不規則だったりしてずれるため、 美しい響きにはならないようです。 小さな鐘であれば、 「高い」 音が響くので、 大きな寺の迫力に満ちた低い鐘の音と張り合っても、 なんとか 「自己主張」 できるようです。 しかし、 鐘の音と鐘の音が重なりますと、 「干渉」 (理科用語の一つ) という現象が起きることがあります。 互いの鐘の音の重なり具合で、 相乗効果で威勢よく(?)聞こえる時と、 反対によく聞こえなくなる時があります。 音の干渉は、ほとんど日常では実感できませんから、 一年に一度きりの体感ということになるかもしれません。 音の発生源が複数ある場合、 空気の振動の波が、 どのように広がっていくかによって、 複雑に音が関わりあいます。 今夜は、 耳を澄まして鐘の音の絡み合う様を味わってみると、 面白いのではないかと思います。 また、 例えばヴァイオリンの弦を調弦するときに鳴る 「ウォーン」 という、 「うなり」 は、一つの鐘でも起こりますが、 それがいくつもの鐘の音となって重なると、 うなりの共演となります。 周波数が近い音の場合、起こるのが 「うなり」 という現象です。 ヴァイオリンは、 一度、 糸巻きをゆるめてから、 弓で弦をこすって発音させながら、 弦を張っていって音程を確かめます。 せいぜい半音 (例えば、ラ と ラ♭) くらいの差なので、 うなるのです。 鐘の場合は、 鐘の内部で音が反響し合い、 同じようなヘルツ(振動数) が生じるので、 そのわずかな差のためにうなるのです。

 そして時折、 何も聞こえないシーンとした一瞬の 「空白」 のときがあります。 比較的近所の鐘の音が、 偶然、 鐘をつくタイミングのずれから、 一時的に全て鳴りやむ静寂な隙間が生じることがあります。 その時に、 遠くの方から微かな鐘の響きが聞こえてきます。 新年早々なのに、 何か遠くからのメッセージのように思えて、 つい 「年が明けてしまったんだな」 という 寂しさが込み上げてきます。 自動車の音もまばらな、 新年の夜だからという理由もあるとはいえ、 晴れた冬の夜空に 「屈折」 して届いた鐘の音かもしれないと思い、 どこの寺から伝わってきたものなのかと、 空しい想像がかきたてられます。 毎年の初めは決まって、 じっと聞き耳を立ててつつ鐘の音を分析(?) しながら、 眠ってしまいます。

 最近、 知り合いの寺の人と話していて、 「自動鐘つき機」 が存在することを知りました。 スイッチ一つで、 煩悩を取り去る百八つの鐘が鳴るなんてちょっとおどろきです。

 さて、 前回のブログのトップに掲げた写真は、 「音」 の実験の一コマです。

 物体が振動することで、 まわりの空気 (水なども) をふるわせ、 それによって発生する 「空気の波」 が音として伝わるわけですが、 実際に、ふるえることが 「仕事」 である 「弦」 を使うことで、 音を発生させるしくみが理解しやすくなります。

 生徒 2人 (「持ち役」) は、 弦 (使い古したヴァイオリンの弦です) の端と端を持ったり、 短く持ったりと、長さを変えます。 そして、 弦をピンと張ったり、 少しゆるめに張ったりします。 ヴァイオリンには、 太さの異なる 4本の弦が張られていますが、 一番太い弦 (G線) と、 一番細い弦 (E線) の2本を用意します。 弦の太さのちがいで、どのような音が聞こえるかを聞かせます。 代わる代わる持ち役や聞き役を交代させながら、 弦と音の高さや大きさを聞かせます。 実際に弦の張りや弦を弾く強さの調節などを体感できます。

 次回は、 入試によく出題されることのある、 音に関するお話しを詳しくお伝えします。

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